1. 目的
がん患者の身体的苦痛だけでなく、がん患者とその家族が抱える不安や精神心理的な苦痛を緩和し、可能な限り質の高い生活が送れるよう、がんと診断されたときから看取りまで、適切な緩和ケアが提供される体制を整備するため、緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、訪問診療、訪問看護等における診療及びケア活動の体験による実践的な研修を通して、緩和ケアに関する専門的な知識と技術について理解を深め、本県緩和ケアの推進に貢献できる人材を育成する。
2.実施方法
本研修は、秋田県緩和ケア研究会への委託事業として実施する。
3. 対象
次のいずれかに該当する医師、看護師、薬剤師、MSW、臨床心理士及び介護士等の医療・福祉関係者等とする。
- 緩和ケアに興味がある者
- 緩和ケアチームのメンバーとして継続的に活動している者、または、今後活動が予定されている者
- 将来的に緩和ケアに携わる可能性のある者
4.研修内容
(1)実地研修
緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、訪問診療、訪問看護等において、スタッフと行動を共にしながら緩和ケアを実地体験する。詳細は別紙「施設ごとの研修受入条件」を参照のこと。
① 一人で複数の施設における研修を認める。
② 複数施設での研修を希望する場合は、緩和ケアチームが2施設、緩和ケア病棟が2施設、往診クリニック・訪問看護ステーションがペアで2施設、他施設が3施設の計9施設までとする。
③ 応募者が多数の場合には、研修施設及び研修施設数を制限することがある。
(2)まとめの講習会
(1)の実地研修修了者を対象にグループワークを通した意見交換等を行い、実地研
修の振り返りを行う。
5.研修期間
(1)実地研修
令和6年9月から12月までとし、希望を考慮して調整する。
(2)まとめの講習会
令和7年3月に開催する。
6.募集定員
研修受入施設ごとに研修1回当たりの定員(別紙「施設ごとの研修受入条件」を参照)があるため、応募人数が定員を著しく超えた場合は、公平性に配慮しつつ、受入れを断ることがある。
7.研修修了証
4(1)の実地研修修了者に秋田県発行の研修修了証を交付する。なお、途中参加、途中退席等は原則として認めない。
また、本研修は、国の「がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会の開催指針」に基づきがん診療連携拠点病院等が開催する研修とは別の企画であり、同指針の「標準プログラム」で定める修了科目等の対象としない。
8. 参加費用
受講料は無料とする。その他、研修先までの旅費、昼食代等は受講者の負担とする。
9. 募集期間
令和6年8月19日(月)~ 9月30日(月)
(受講の可否は、申込受付後に順次決定し、メール等により連絡する)
10. 問い合わせ・申し込み先
秋田県緩和ケア研究会事務局
〒013-8610 秋田市広面字蓮沼44-2
秋田大学医学部附属病院 医事課内(担当:石﨑)
TEL 018-884-6039 FAX 018-884-6560
E-mail:m-sabisu@hos.akita-u.ac.jp
詳しくはこちらR6実地研修募集要項