2016.05.14 第33回 秋田県緩和ケア研究会(春の研究会)
特別講演
演題:
「がんになった親と子どものサポート ~どう伝え、どう支えるのか~」
講師:
大沢 かおり 氏 NPO法人 Hope Tree代表 東京共済病院 がん相談支援センター
内容:
現場で、(職種に応じて)すぐに活かせるように、お子さんの様子を、外来、あるいは病棟でどう問いかけのるか、の言葉を具体的に提示するところから始め、患者さんとお子さんは、どういう状況に置かれているのかを、よりイメージしやすいように説明していこうと思います。
その中に、おおまかな子どもの発達段階ごとの特徴、病気や死の理解について、説明していきます。
終末期で悩んだことがある方も多いと思います。ですが終末期といっても、どのくらい差し迫っているのかにもよって、アプローチは変わってくるので、どういった時期に、どう関わることができるのか、また、しない方がよいことは何なのか、を具体的にお伝えしていきます。
2015年9月のKathleen McCueから新たに学んだこと、今年2月のバタフライ・プログラムでSue P. Heineyから学ぶこと、も交えて、お話したいと思います。
講師略歴:
特定非営利活動法人 Hope Tree代表
東京共済病院 がん相談支援センター 医療ソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士)
1990年3月 上智大学文学部社会福祉学科卒業。
1991年3月 東京共済病院にて医療ソーシャルワーカーとして勤務。
2007年より 院内がん相談支援センター専任ソーシャルワーカー。
2008年より 院内乳がん患者サロン(若年性乳がん患者サロン、乳がん患者サロン)、 「乳がん患者さんのためのヨガ教室」(院内)開催。
2008年 多施設の看護師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、医師、チャイルド・ライフ・スペシャリストらと協力し、がんになった親とその子どもをサポートする「Hope Tree」という団体を作り代表を務める。
2015年11月25日 NPO法人化。
所属学会:
AOSW (Association of Oncology Social Work) / 日本乳癌学会 / 日本緩和医療学会/日本癌治療学会